大喜利

予備校の生徒に大喜利をやらせてみたら、予想外におもしろくて声出して笑ってしまった。小論文の課題のときは、シリアスというか古風というか堅めの内容を書くような子が、大喜利では見事にボケた。お題のプリントに、イラストと一言を添えて解答するのだけど、絵自体が上手くて、そこが笑えた。これは先週からの宿題で、一週間まるまる苦戦して練って練ってボケたらしくて、そこも良かった。【人気の白金台、なのに家賃7000円、どんなマンション?】【最高裁で裁判長が大泣き、なぜ?】とか、今回は易しめのお題で双方無事に終えたけれど、難易度の上げ方がいまいち分からず、出題側に今後勉強の余地あり、という感じ。


小説の近況。伏線の回収に苦戦、難渋しているところ。完全に魔が差して、先日、あらぬひとに途中を見せてしまったら、「意味不明」「散らかってる」みたいな感想を頂いた。その日はずっと顔が引き攣っていた。もっと近しいひとにそっと見せるべきだったなぁと後悔した。書いてる私自身は全体のイメージがあるから細かいエピソードの繋がりとか物語の坂道がハッキリ見えてくるのかもしれないけど、初めて読むひとには伝わらないんだなぁと思った。展開的なおもしろさ(古典)がいちばんおもしろいと思うからやりたいのはそこなのに核を理解できていない気がする。おもしろという名の変な生き物がいて、そいつの頸椎を手刀で一撃したら口からゲェ!っと出てくる玉が核だけど私はまだぜんぜん掴めていません。