点と線と面

卒制のために毎日があるようです。作業、遅筆ながらもおおよそ順調。先生全員のチェックを受けて、「このままどんどん描いてOK」ということになった。こんなに安定した目で見てもらえるのは新鮮で、すこし不安。今度の照準は、再来週の中間採点にあって、作業部屋の空気は少しずつピリピリしていくのかなどうかな。各々の席回りはカスタマイズされていて、良い感じにコックピット化している。


今日のこと。今日の驚いたこと。パラスパレスのお店にて「おしゃれだなぁ」とずっと思っていた販売員のかたと初めて話して近くでよく見たら、右目の中に、小さなほくろがあった。その魅力といったらとてつもなくて、私はその一点に釘付けになってしまった。黒目のそば、満月と星みたいな関係でほくろが居て、凄くいい目だった。ただただよかった。そのひとのおしゃれな身形や物腰の柔らかさは全部ほくろに集約され、決定的な何かを感じさせる強い印象があった。うれしかった。パラスパレスは私の内定先に似ている。糸も染も織もオリジナルだから、そういう雰囲気がある。今日は素材のこだわりについて教えてもらった。自分で作ってますっていうブランドはやっぱり強いなというか、いいなと改めて思った。


A社を正式に辞退したことで、変な自暴自棄もあったけど、だんだんと持ち直している。選んだほうの内定式の詳細が届いて、わくわくしている。懇親会もあるとのこと。何が楽しみかというと、とにかく誰が受かったか。片道六万円の遠方から来ていた美人の女の子や、ジーンズにめちゃくちゃ詳しい慶応の男の子や、少し話した中にもいろんなひとが居たから、誰と再会できるか楽しみ。パタンナー志望の面接は、最初のグループのテンションとシルエットが傍目にパフュームで、あの三人が晴れて同期だったら、それはそれでうれしい。式も懇親会も再来週だから、諸々切り替わっていくのは時間の問題のよう。