就活

就活のとき何思うってやっぱり高校生の頃を思い出します。ガリ勉を余儀無くされているこの状況にわくわくするというか、蘇るというか、嬉しいというか。就活の進度を10段階で言えば2くらいなものですが、この会社に入る、に際して今の私に足りないものはコレとコレ、などの、とりあえずは無知の知といったところ。


高校で、“偏差値60以下は全員アホ”みたいな空気が確かにあって、“英子ちゃんは頭悪いらしい”とゆう視線はそれなりに苦痛だったけれども、周りが死ぬほど成績を磨いてる姿は結構かっこよくて、何より思い切りが良いし清々しいものだし、あの感じはとても好きだった。完全にゴートゥーヘヴンというか、勉強というのは無限に出来る、らしい。常に「速単」を持ち歩き、朝会や、生物、地理などのいらない時間に読む、スライドで教室が暗がりの場合はケータイの明かりで読む、ごはん食べながらも読む、という愛されキャラがいたけれども、その子が全国模試の英語でたまたま偏差値80取ったときはみんな爆笑であった。そういうのを“面白い”とする稀有で気高い当時のムードが、ぼやんと最近の就職活動に重なるのだった。


先週の会社説明会文藝春秋でNumberの編集をしている涌井さんに出逢ってからというもの、私のテンションは上がっています。とにかく話が愉しくて、頭の中は知識と教養でパンパンという印象。“1200人の中から選ばれし者”感というか勝ちキャラの感じがあってキラキラ。インターン等、諸々就活で出逢うこれら若手社員のたくましさ凄まじく、私も勉強しなければ、となるのであった。特に涌井さんの「身体的感覚を言語化することの難しさ面白さ、このあたりにはずっと興味を持っていくつもり」である点、学生時代の見聞の源が感覚的に自分に近しい点などあって嬉しく、とても惹かれた。こういう逸材というか会社というか業界というか、やっぱり方向性として自分が就職したいのはこっちの方面だろうと色々思うことあり。TOEIC、SPIというよりかは、政治・経済・文化が今後のキーワードになっていきそうです。