二月が決算なので、もろもろ総括しました。個人と店舗の成績評定など、一区切り終えたところです。

何十年ぶりか分かりませんが、無いはずのボーナスが奇跡的にあり、私の口座には中学生のお年玉ほどささやかな賞与が入金されていた。


新年度を迎えて、今月は展示会があって、アトリエで秋物の写真を撮りました。

この一年で同期が四人辞めました。いま同期は全国に二十人ほどです。



大人(社会)を舐めたら痛い目に遭うとゆうのは本当で、なかなか厳しいです。対価がないから頑張れないとゆうのは正論で、辞めたきゃ辞めちまえとゆうのも正論か。かわいそうな目に遭うひとびとを見て「かわいそう」と心から思いました。私は上司と先輩に恵まれ、良い環境で一年を過ごすことができました。幸せでした。来月下旬から、別の店舗へ異動になります。東京都内に変わりありませんが、役回りが変わります。ステップアップと思って頑張りたいです。



それから唐突ですが、販売員は営業マンです。こちらがお客様のところへ出向くか、お客様がこちらへ出向くかの違いだけで、やってることは営業でした。「手紡ぎの糸を手織りで仕立てたブラウスです」と、きちんと説明してはじめて値段に納得してもらえるのだし、「手捺染はこれこれこういう過程を経て生地になります」とか、そうゆう部分に魅力(価値)を感じて買ってくれるひともいる。他人の購買活動なんてどうでもいいと思ってうだうだしてたらあっという間に赤字になります。ものづくりと接遇は切っても切れない。別世界の買い方を目の当たりすると、何とも言えない気持ちになるが、価値観を共有できる喜びと、製品に誇りを持っているからこそ、伝えたいことがいっぱいある。衣食住を優先順位で言ったら食住衣だから、食の企業は声高に世界平和を詠うけど、衣は衣でみんなの幸せを、企業はちゃんと考えている。




ジーンズ1本が何百円なんてありえない。
どこかの工程で誰かが泣いているかもしれないのに、安い服を着ていていいのか。
— via「朝日新聞(2009.12.17 朝刊)文化」川久保玲