名もなき叩き台
何か一緒に面白いことして本気でお金を稼ぐ方法について考えよう。タカミを誘おうと思っていた。そうしたら急に向こうから連絡があって会えることになり、卒制を捨てて待ち合わせの橋本へ。夜三時間ほど話ができた。私がぼやぼやしている間にタカミは勤め先でチーフに昇格していた。それでも変わらぬ野心が本当に面白いなあと思った。「やろうやろう」と二つ返事をもらった。とりあえず【物を作って売る、というのは無し】だけ条件に、ばんばんブレストした。ストレスを発散した。まるでお花が咲くような、いい気分だった。
・ 焼とうふ屋さん(とうふ持ち込み焼き専門) ・ 不可聴域の音楽(聞こえない音楽)
・ 翻訳業(日本語から日本語) ・ ラジオとポッドキャスト
・ 会社の辞めどき(二十六歳) ・ 右から左に流す第三次産業(B to C)
・ 高橋書店の運営 ・ 奨学金に倣う巡回システム
・ 個人塾開校(寺子屋) ・ 渋谷のSPBS
・ 広告は誰も見てない ・ クチコミは広告(暇なひと)
・ 世界人口の平均寿命を五十歳にする(先進国をゼロ歳にする) ... etc
脱線に次ぐ脱線で冗談もあったけど本当に面白かった。相手がタカミの場合、テレビで見た、本で読んだ、新聞で読んだ などのエピソードを話に盛り込むとき説明が要らなくて凄く楽。タカミも同時期に見たり読んだり “知って” いて、情報感度が似ている。続きは来月、高橋くんらも呼んで会議をすることになった。超絶の文系集団になれますように。トキワ荘ぐらいの面白い方向にアイデア発展しますように。